Mon, Jul 06

  • 21:15 中井久夫神戸大名誉教授の話(共同通信社)具体的で徹底的な症例研究を最晩年まで続けていた。批評も実に的確だった。土居健郎先生がいなければ日本の症例研究は相当遅れていただろう。1970年代、世界が考えていなかった統合失調症の問題に日本で取り組んでいた。
  • 21:15 一から病気を考え、世界の学会でユーモアを交えて発言し、みんなを動かす力を持った人だった。留学した米国の精神分析を批判的に受容し、そこから「『甘え』の構造」など世界で評価された数々の仕事をした。英語圏で通用する唯一の日本の精神科医だった。